乾燥性能一新!高圧蒸気滅菌装置UMシリーズ (2019年11月21日追加記載)

 本記事は2016年3月に再掲載しましたが、乾燥性能改善の具体的事例のお問い合わせが増えているため、再々掲載いたします。

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近年耐熱性の樹脂製プラスチック素材の研究が進み、高圧蒸気滅菌の熱に耐えうる医療機器が増加してきました。その中でも、整形外科のインプラント用貸出器械などに多く用いられている樹脂製の素材は、鋼製小物と比較して熱を持ちにくいため乾燥が進みにくく、多くのご施設で工程完了後の乾燥不良をご経験されているようです。

新設計缶体により乾燥性能を一新させた最新型滅菌装置UMシリーズは、

ドレンセパレータ機能新乾燥システム自動追加乾燥機能などの改良を加え、乾燥しにくい器材の乾燥状態改善を目指しました。お陰様で、発売以来多くのご施設でご採用を賜り、誠にありがとうございます。90回日本医療機器学会大会では、これらの改良により、「既存機種よりも乾燥状態が改善される」という学会報告もございました*

 

高圧蒸気滅菌器における樹脂製素材の乾燥状態について 医機学Vol.85, No.2(2015)

 

新設計缶体により乾燥性能を一新させた最新型滅菌装置UMシリーズ。弊社は乾燥状態の改善の点において、今後も滅菌供給業務現場のニーズにお役に立ちたいと考えております。

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また、本機種は従来型でも搭載されていたEN285規格」で求められる絶対圧力制御や、制御・表示と記録を独立させたIndependent Sensorを標準で搭載しています。 

 

なぜ国産の滅菌装置はフロアローディングタイプを備えているのかにつきましては、防菌防黴学会誌2017年5月号をご覧ください。 

 

ウドノ医機は今年で創業96年を迎えました。2016年はUM型に続く源ハイブリッド型高圧蒸気滅菌器UH型をリリースいたしました。これからのウドノ医機にどうぞご期待ください。