本記事は、2016年5月に掲載し、同年7月に再掲載しましたが、災害対策などでお問い合わせが増えている為、再々掲載します。熱源ハイブリッド型高圧蒸気滅菌装置UHシリーズは蒸気ヒーターと電気ヒーターを「同時または個々に」に作動させることが可能な国内唯一*の熱源ハイブリッド滅菌装置となります。
(2022年6月22日追加記載)この度、内容量1,080リットルサイズの更に大型化した熱源ハイブリッド滅菌装置 NH10シリーズの発売を開始致しました。詳しくはこちらをご覧ください。
ハイブリッドの定義:2つ以上の動力源を合わせ、状況に応じて動力源を同時または個々に作動させること。同時に作動できることが重要となります。蒸気ヒーターと電気ヒーターを単純に手動で切り替えて併用するだけの機種は、通常ハイブリッドの定義には入りません。
パスツールの弟子であるシャンベランが、1880年に世界で最初の高圧蒸気滅菌装置を開発してから139年が経過しています。
この高圧蒸気滅菌装置が現代の形に完成したのは、1933年米国のアンダーウッドの功績です。アンダーウッドは当初外部から蒸気熱源による蒸気熱源供給型滅菌装置を開発し、その後、滅菌槽の下部にスチームジェネレータを配置した電気式スチームジェネレータ内蔵型滅菌装置を開発しました。この経緯はアンダーウッドの書籍「A TEXTBOOK of STERILIZATION」に記載されています。
弊社は、このアンダーウッドが開発した2つの方式、蒸気熱源供給型と電気式スチームジェネレータ一体型の滅菌装置を1台で可能とする熱源ハイブリッド型高圧蒸気滅菌装置の開発に成功し、発売を開始いたしました。
*弊社における調査によりますと、蒸気熱源供給型と電気式スチームジェネレータ内蔵型の2つの熱源を同時に活用した熱源ハイブリッド型の高圧蒸気滅菌装置は、2019年11月21日現在、日本国内で唯一の製品となります。
この滅菌装置の原点に立ち返って発想・開発された、熱源ハイブリッド型滅菌装置に、弊社では永久欠番である製品名をとって、「UHシリーズ」と名付けました。
弊社にとって、この「UH」というのは特別な意味が込められています。
また、本機種は従来型でも搭載されていた「EN285規格」で求められる絶対圧力制御や、制御・表示と記録を独立させたIndependent Sensorを標準で搭載しています。
UHシリーズおよびUMシリーズには震度5以上の揺れを感知すると自動停止する「感震センサー」をオプションで搭載することが可能です。
このUHシリーズの災害対策に関する情報は下記ダウンロードの講演資料の後半部分をご覧下さい。どうぞこれからもウドノ医機をよろしくお願い申し上げます。